目まぐるしく働き続け、気づいたらもう週末に。一年が経つのがこんなに早く感じるとは。こんな時ふと「自分はこのままでいいのか」と感じることはないでしょうか?たくさんの選択肢の中から自分で選び抜いて来た「この道」が果たして正解だったのか、心残りで複雑な気持ちが湧き上がる瞬間。今回は、なんとも形容しがたい「この気持ち」を読み解き、そこから自分を切り離す考え方をお贈りします。
クォーターライフクライシスとは?
クォーターライフクライシスとは、20代後半から30代に訪れる「人生へ対する不安と混乱」をさします。人生の1/4 が過ぎたころに突如訪れるこの危機感の実態をいくつか見てみましょう。
1.自分をつい友達と比べてしまう
自分の周りにいる同年代がみんな「人生に対して余裕」であるように見えてしまう。「自分だけがこんなに悩んでいるのだろうか?」「全く同じ環境で育ち、学生時代までは同じ土俵に立っていたはずなのに、少しずつ生まれてくる差。」そんな焦りを感じていませんか?しかし、このクォーターライフクライシスは多くの人が同じように感じることなのです。他人と自分の人生を比べるのではなく、自分の軸を再確認し、どのように自分が成長してきたかを重要視しましょう。社会人になるとこれといった区切りがなく、自分は何に向かって頑張っているのかがあやふやになることもあるでしょう。しかし、自分1人とは思わず、他の人も感じていることなのだと認識することで心を少し軽くし、自分を認めることで、自分の良さにも気付けるのです。
2.なにか大きなことをしたいと思う
「自分はまだまだできる」と常に感じてはいないでしょうか?本領を発揮していないと思うからこそ生まれるこのモヤモヤ感。高い目標設定はモチベーションも高まるため、決して悪いことではありません。しかしこの考えにとらわれてしまい過ぎると、それはいつの間にか自分自身の重荷として変換するのです。ハードルだけを高げて、成し遂げる事が出来ないと、いつまでたっても達成感を感じる事が出来ず自信喪失、クォーターライフクライシスに繋がってしまいます。自分が本当に成し遂げたい事、地に足の着いた目標を掲げ着実に達成する事で充実感を覚えることに注目しましょう。日常生活の未消化感を全て「常に上を目指す」事だけで消化する必要はないのです。
3.決定的な決断をするのに時間がかかってしまう
20代後半から30代にとって、大きな決断といえば仕事、恋愛、もしくは両者であることが多いでしょう。今まで、考えてもいなかったことが一気に積み重なり始めたあなた。しかしこれは悪いことではありません。悩みがあるということは、以前とは違い、深く自分の選択肢を考え始めたということなのです。努力家なあなただからこそ、このクォーターライフクライシスに陥るのです。後悔なく目標を叶えたいと思うため、自分の選択結果に常にストレスを感じているのかもしれません。会社や恋愛のような重要な判断は軽くできるものではありません。自分が考えすぎているのではなく、ちゃんと自分を大切にしているということなのです。心配せず、考えることで得られるメリットに重点を置きましょう。
4.学生時代に戻りたいと思っている
「高校・大学時代の自分が1番輝いていた」と感じてはいないでしょうか?学生時代を振り返るとキラキラした毎日を送ってた、あの瞬間を思い出すでしょう。そのためつい今の自分と比較してしまうのは仕方のないことかもしれません。しかし若いころの自分が「キラキラ」していたのは失敗に恐れず突き進んでいたことが最大の要因なのです。現在あなたが失敗を恐れているのは自分にとって守るべきモノやコトが増えたからなのです。責任も増えたあなただからこそ、つい過去の気楽さを振り返ってしまうのです。混乱している時期であるかもしれません、しかし、一歩下がって自分の人生で達成したことに目を向けるよう心掛けましょう。
最後に、
海外では既に広く浸透し、皆が悩むものとされる「クォーターライフクライシス」。このような専用用語があると知るだけでも1人ではないと安心できますよね。心の中で感じる混乱と向き合い、この気持ちを吹き飛ばすためにも自分の人生をもう一度見つめ直してみましょう。きっと自分だけの強みや達成する先が見えてきます。そしてまた10年過ぎたころには「あのころ頑張ってたな」ときっと思えるはずです。
SUSTINA編集部
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