最初は気に入っていたのに、なぜ「着られない服」になってしまうのか

クローゼットの中で大量に蓄積されていく「洋服の屍」。最初はあんなに素敵に見えていたのに、なぜか「気に入らない洋服」になって今となっては二度と着なくなってしまった洋服達。なぜ着なくなってしまう洋服がこんなにも増えてしまうのでしょうか?closet記事1.jpgまず、洋服を手にいれた時の状況や自分の気持ち、判断理由をありがちな購入シーンと共に思い出してみましょう。

1「アウトレットで高給ブランドがありえない割引をしていたから」
2「今めちゃくちゃ流行ってるアイテム!とりあえず買っておこう」
3「大好きなライムグリーン、この色の服は絶対買っとかなくちゃ」
4「寒くなってきたし、なんだか暖かそうだから買おう」
5「休みの日のぷらぷら立ち寄った古着屋でビンテージ風のかわいいスカート発見!」
6「そうそう他で見ない柄のシャツ、個性的で良い感じ」
7「SALE価格で1枚990円!買わない理由がない」
8「大好きなモデルが着ていたアイテム!かわいいから買っちゃえ」
9「おもしろいデザインの洋服!もっていない感じの洋服だしチャレンジしてみよ」
10「そういえは来週の同窓会の洋服何着ていこう。それっぽい洋服買っておこう」
11「かわいいから色違いで買っとこう!」

いかがでしたか笑?皆さんにも同じ経験が必ず一度はあるような購入シーン。では、なぜここまで明確な理由で購入した洋服にも関わらずこれらの洋服を着なくなってしまうのでしょうか?一つ一つこちらもあるあるな理由を思い出してみましょう。

1「アウトレットで高給ブランドがありえない割引をしていたから」
→好きなのはタグのブランドロゴだけ、割引用商品で正規品とは縫製も着心地も全然違った。
2「今めちゃくちゃ流行ってるアイテム!とりあえず買っておこう」
→流行があっという間に過ぎ去ってしまった。もはや、着るのが恥ずかしい洋服に。
3「大好きなライムグリーン、この色の服は絶対買っとかなくちゃ」
→すでに他にもたくさんあるので、結局着なくなってしまった。
4「寒くなってきたし、なんだか暖かそうだから買おう」
→季節の変わり目に同じような洋服を買っていたことに気づき、埋もれてしまった。
5「休みの日にぷらぷら立ち寄った古着屋でビンテージ風のかわいいスカート発見!」
→自分の体型に実は合っていなかった、よく見ると破れていた。もはや着る気がおきない。
6「そうそう他で見ない柄のシャツ、個性的で良い感じ」
→「またあの洋服きてる」と思われてそうで着るのを躊躇する
7「SALE価格で1枚990円!買わない理由がない」
→値段通りのクオリティで着てると安っぽさが出すぎて着なくなってしまった。
8「大好きなモデルが着ていたアイテム!かわいいから買っちゃえ」
→モデルには似合っていたけど、自分で着てみると全然似合わなかった。
9「おもしろいデザインの洋服!もっていない感じの洋服だしチャレンジしてみよう」
→おもしろいデザインだけどとにかく着回せない、コーデが限定されて着ると疲れてしまう。
10「そういえは来週の同窓会の洋服何着ていこう。それっぽい洋服買っておこう」
→急いで妥協して買ったので二回目に着ようとなかなか思えない。結局1回しか着ていない。
11「かわいいから色違いで買っとこう!」
→結局ベーシックな一色ばかり多用して、他は着ていない。

いかがでしたか?実は購入した理由も着なくなった理由も明確な理由があるものなのです。もう少し深く分析してみましょう。closet2.jpg先程みた、購入シーンをよくよく見ると「洋服を着なくなる理由」は大きく2つの行動特性に起因するよです。

一つは、「買うのに時間をかけなかったこと」そしてもう一つは「買うのにお金をかけなかったこと」ではないでしょうか?

◆買うのに時間をかけなかった
サイズが合うかどうか確認しなかった
洋服の細部を確認して購入しなかった
コーデのしやすさや、既に同じような服がないか等、手持ちの洋服を確認しなかった
すぐ飽きてしまわないか考えなかった

◆買うのにお金をかけなかった
激安だが流行のスパンが短く、すぐ着られなくなる
アウトレット品やバーゲン品は正規品と同じ満足感を得づらい
結局生地や形など安っぽすぎて着なくなってしまう
値段の奥に潜むリスクを考えずに購入してしまっている

あなたのクローゼットの中が「着られない洋服」でうまってしまう要因は、紐解くと「時間やお金をかけず、無計画にどんどん洋服を買っていたから」という一点に集約できるようです。

着ない洋服を収納するためにクローゼットを使うのではなく、飽きることのないお気に入りの洋服だけがかかっているクローゼットを想像してみてください。clothes-on-rack大切なのは「持っている洋服をすべて活用し管理すること、必要な時に必要な洋服があること」です。

この軸をしっかりもっていれば、クローゼットの収納にゆとりが生まれ、詰め込んだ洋服にシワがつくこともありません。無駄な洋服がないので、毎朝のコーディネートの時間が短縮され余裕も生まれるのです。また、ムダな買い物をしなくなるので、一点の洋服にかける事の出来る予算が増え、質のいい洋服に囲まれる事になります。

「今スッキリしたい」という断捨離だけでは解決しないクローゼット問題、本質は「自分に必要な洋服」が分かっていないことです。

まずは、自分自身の外見やライフスタイルに合わせて必要な服はどんな服なのか考えてみてはいかがでしょうか?
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SUSTINA編集部
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