ミレニアル世代(Milennial Generation)とは、1980年〜2000年に生まれ、ITテクノロジーの加速と共に育った若者たちの事を指します。欲しい情報や最新データを瞬時に得られるインターネット環境の元、オンラインショッピングや動画配信サービスなどが整備される中で生活をし、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で自己表現をする事が当たり前な彼ら。友人との共感を重視したコミュニケーションが定着したミレニアル世代は、ものよりも経験や体験、他人の共感(=シェア)や評価(=いいね)を重視する意識が強いと言われています。そんなミレニアル世代と「モノ」との関係を考えてみましょう。
1 欲しい物は購入する必要がないことの方が多いと知っている
ミレニアル世代はIT テクノロジーが加速する中で育ったため、音楽も本も映画も簡単に無料でアクセス出来てしまった世代です。彼らには「初めて買ったCD」「見たい雑誌」「開いて調べる辞書」なんていう経験も必要もなかったのです。全てはYouTubeの中に、全てはネットの中に既に存在していたのです。
そんな「買う必要がない」「そもそも自分で所有する必要がない」がデフォルトなミレニアル世代は、必要なものは全てインターネットの中に存在しているという発想からスタートしている事が他の世代との大きな違いでしょう。欲しい情報があれば答えはGoogleがもっているし、困った事があればアプリが解決してくれるのです。ミニマリスト的発想は、テクノロジーの発達と大きく関係しているいえるでしょう。
2. とにかく身軽を好むため、自分を縛る “ モノ ” から距離をおく
自分たちを縛る “モノ” だと判断すると徹底的に距離をとるのがミレニアル世代の特徴です。土曜日の8時に自分達をしばるテレビなんてもってのほか、そんなもの数日後にSNSで切り抜きされたシェアで十分間に合っているし、誰かがYouTubeにアップしてくれているのです。スマホの通信容量と充電がどれだけ残っているかはいつでもどこでもとっても重要なのもこの世代の特徴かもしれません(笑)
3.一体感や経験、体感を得られるもには近づき、共有を好む
シェアハウスやフェス、手作り結婚式など一体感を得られる事には果敢にチャレンジするのもミレニアル世代の特徴といえるかもしれません。共通するのは“モノ”ではなく一体感や経験や体感であるという事です。SNSと共存してきたミレニアル世代は「表現して発信すること」が日常に溶け込んでいます。自分の今を表現出来る環境や体験、発信の背後にある事にとても意味をもっているのです。
SNSを筆頭にみんなが参加してみんなで使うものに囲まれて育ったため、例えば自分だけで住むアパートより、みんなでシェア出来るものはシェアする環境を好む傾向が強く、自分だけの何かを所有することより、みんなで使うことがより便利で快適であればそちらを選択するのです。自分だけと繋がっている “モノ” との関係よりも、自分とコミュニティとの繋がりにおいて価値のある“コト”により価値をおいているのかもしれません。
4. 「購入」より「利用料」の方が彼らにはフィットしている
NetflixやSpotify、Airbnbなど彼らに溶け込んでいるすべてのサービスは「利用料」によって運営されているサブスクリプション型サービスです。サービスもモノもどんどん進化するのに購入することなんてミレニアル世代にとってはむしろリスクなのかもしれません。欲しいものはすべてネットの中に永続的に保存されている、欲しい時に手を伸ばせる、そう、その “環境” にミレニアル世代はお金をはらうのかもしれません。インターネットの進歩によってミレニアル世代はそもそもミニマリズムな思考になりやすいのだと言えるでしょう。
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