ファッションとデザインの世界で最も知られている色「ミレニアルピンク」。現代を象徴する色とも言えるミレニアルピンクですが、実は旬の色を表すだけのものではないのです。ミレニアル世代を代表するこの色は社会的な意味も混在しているのです。ミレニアルピンクxミレニアル世代の関係性をみていき、この意味を解明していきましょう。
ミレニアルピンクとは?
「ミレニアルピンク」のブームは2016年の夏から到来したと言われています。きっかけは世界で使用されている色見本帳の1つを作ったPantone(パントン)がこのピンク色をトレンドカラーとして発表したことです。ベージュとサーモンピンクを混ぜ合わせたようなこの独特のピンク色を誰もがトレンドカラーとして認知したのです。しかし未だに人気が劣らないミレニアルピンク。人気の最大理由はやはりこの色に込められた意味、そして尊重しているミレニアル世代が大きく関わっているのです。
ミレニアルピンクは洋服やアイテムだけでなく、今となっては日常のいたるところで見かけられるようになりました。これに大きく影響したのはミレニアル世代と彼らのSNS活用です。ミレニアルピンクのような「インスタ映え」カラーを使っているスペースやモノは一気に人気スポットやグッズ・グルメになるのです。レストランやカフェ、美術館までもがこのミレニアルピンクを意識するほど影響力があるカラーとなったのです。
ミレニアルピンクが提案することとは?
ミレニアルピンクが提案している新たな文化とは男女といった型にとらわれず、ジェンダーレスなファッションや私生活を楽しむことなのです。「女性=ピンク色」といった一般的な考えを変えようとミレニアル世代は試みたのです。男性も女性も楽しめるピンク色を提案し社会に対し新たな価値観を促進しているのです。ミレニアルピンクといった色を使ってジェンダーレスな思考やLGBTQに対してもオープンな考え方を世の中に広めたのです。
最後に、、、
このようにミレニアルピンクと名付けられた色には深い意味が含まれていたのです。SNSによって定着されたこの色はまさにミレニアル世代が考案するネットを通して作る価値観なのかもしれません。ミレニアルピンクが意味することを知ることで新たな価値観が芽生えるのです。
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SUSTINA編集部
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